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2012年度 スクーリング情報 (9)

2012/01/28 土 12:17 | 投稿者言語文化スタッフ
【 課題図書紹介 ― 方法としての語学学習論 ― 】

あなたは英語が得意ですか、それとも苦手ですか。日本では、中学で3年、高校で3年、大学に進学すればさらに2〜4年、英語学習を続けます。加えて小学5~6年で外国語活動が必修化されたので、多くの人が10年前後の長期間、英語に取り組む計算になります。それなのに「自分は英語が使えるようになった」と言える人は、ほんの一握りです。なぜなのでしょうか。

siro.jpg(1) 『外国語学習の科学』 (白井恭弘著) は、外国語学習の「なぜ」を説明した本です。

例えば、なぜ日本人は英語にこれほど苦労するのか、なぜ子どもの方が楽に外国語を身につけてしまえるのか、なぜ同じ授業を受けているのに英語力に差が出てしまうのか、等々。これらの疑問に答えるべく、これまでの研究で分かったこと、まだ分かっていないことを解説しているのが前半。後半では、どのような学習法が効果的かを具体的に提案しています。昔から人は外国語を学んできましたが、その長い歴史の中で教える側の考えも変化を繰り返してきました。外国語指導法の発展の歩みも後半で知ることができます。


watatomo.jpg(2) 『「達人」の英語学習法』 (竹内理著) は、英語学習に成功した人がどのような勉強の仕方をしたのかを、専門的な分析を交えながら紹介しています。

例えば「毎日10分集中して英語を聞く癖をつけた」「電車で相手を探して英語で話した」「発音を聞いてまねすることを繰り返した」「英文を声に出して読んだ」等々。そして、なぜこれらの方法が効果的なのかも解説しています。音読すべきなのは、英語の先生に言われたりして何となく分かっているでしょう。でも音読がなぜ、あるいはどう効果的なのか、理解していますか。また、音読だけでは何が足りないと思いますか。この本を読めば、その答えが分かります。
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2012年度 スクーリング情報 (8)

2012/01/21 土 11:29 | 投稿者言語文化スタッフ
【 課題図書紹介 ―日中韓の言語と文化― 】

ユーロ危機という言葉が新聞紙上を、web上を賑わせています。皆さんもご存知の通り、嘗てはフラン、マルク、リラ、ペセタなどなど、ヨーロッパでは様々な通貨が使われていました。ユーロなる命名には欧州統合の夢も託されていたはずですが、なかなか一筋縄ではゆかないということでしょう。

翻って、東アジア。こちらには共通の通貨はなく、これまた皆さんご存知の通り、中国では元、韓国ではウォン、日本では円が用いられています。但し、この三種は一見バラバラなようで、実は根っこが同じ。つまり、ヨーロッパの事情と逆といえばいえます。

根っこが同じとは、すなわち同じ文字から派生したという意味。では、その字とは。そう、ズバリ「圓」です。これを、日・中・韓、それぞれがそれぞれにアレンジして用いているのです。

漢字と日本人.jpg例えば、中国では「圓」字を用いずに、「元」字を用います。日本語では両字を使い分けますが、現在の中国語では同じ音(「ユエン」と読みます)なので、同じ音ならば、画数の少ない方が楽と、まあ、ある種コストパフォーマンスの勝利で「元」と置き換えた。

韓国の場合は「圓」字どころか、今や漢字そのものを排除してのけたわけですが、「ウォン」の音は残った。

日本の「円」は「圓」の略字(いわゆる当用漢字)で、これはこれでコストパフォーマンスを追求した結果ですけれど、中韓では上の理由で通じない可能性が高い。

こう考えてくると、お金もそうですけれど、漢字の扱いも一筋縄ではゆきません。まして、日本語には漢字から派生した平仮名と片仮名の問題もある。「漢字がもたらした日本語の不思議」との帯がある高島俊男『漢字と日本人』を読み、漢字を知ってしまった日本語人の恍惚と不安とを、ふたつながら噛みしめていただければと思います。
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震災復興に向けて(私立大学戦略的研究基盤形成支援事業)

2012/01/16 月 11:26 | 投稿者地域構想学科スタッフ
教養学部では,地域構想学科を中心に,「地域災害脆弱性の克服と持続基盤形成を促す大学・地域協働拠点の構築」というプロジェクトに取り組んでいます.未曾有の震災から,10ヶ月が経過した現在,これまでのプロジェクトの進捗状況とこれからの計画について,1月20日,21日の両日で,国際会議・地域会議を開催することにしました.
 20日の国際会議・地域会議は、本学地域構想学科がこれまでに蓄積してきた地域との付き合いと,東日本大震災の経験を繋げて,より健やかで永続的な地域社会の構築を模索するためのヒントを考えます.
 21日にはサテライト会議として,同じく教養学部と東京情報大学による「フォーラム 仙台湾/海岸エコトーンの復興を考える」と題した報告会を開催します.2日間にわたる国際会議・地域会議,そしてサテライト会議ですが,ぜひぜひご来場してください.

場所:東北学院大学土樋キャンパス[8号館5階 押川記念ホール]
交通案内はこちら

0120災害脆弱性会議ポスター図案.jpg 仙台湾・海岸エコトーンの復興.jpg
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2012年度 スクーリング情報 (7)

2012/01/14 土 09:12 | 投稿者言語文化スタッフ
【 課題図書紹介 ― ことばとコミュニケーション ― 】

「ことばとコミュニケーション」に関する書籍として私がみなさんに推薦したのは、以下の2冊です。

(1) フィッシャー & ユーリー『ハーバード流交渉術 イエスを言わせる方法』(知的生き方文庫)
(2) 戸田山和久『「科学的思考」のレッスン』(NHK出版新書)


kobayasi1.jpg(1) はハーバード大学交渉学研究所の研究成果に基づいて書かれた本です。「交渉学」とは、日常生活のさまざまな場面で必要となる他者との「交渉(ネゴシエーション)」において、どのようにふるまうのが最も適切であるか、その方法を理論化する学問です。わたしたちの日常生活においても、物を買うときに値切ったり、家を借りるときに家賃の交渉をしたり、色々な交渉をします。企業間や政府間の交渉となると、交渉の複雑さや重大さもぐんと増しますが、こうした交渉の仕方には、日本とアメリカでは大きな違いがあります。したがって、アメリカ流の交渉学を知ることは、日米文化の差を知るためにも、大切なことでしょう。しかし本書は、そうした違いを超えて、交渉とは、相手をやりこめるための手練手管といったものではなく、共同決定に至るためのコミュニケーションにほかならない、ということを示しています。こうした点については、特に本書の第2章を読むことをお勧めします。
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2012年度 スクーリング情報 (6)

2012/01/07 土 12:16 | 投稿者言語文化スタッフ
【 課題図書紹介 ― 文化の仕組みと解析 ― 】

このエントリーでは、言語文化学科で学ぶ領域の一つ、「文化の仕組みと解析」について、二冊の課題図書を足がかりに説明していきます。

波平恵美子著『暮らしの中の文化人類学』

sakai1.jpg「それはその国の文化だから」というように何かを説明する言葉を、私たちはよく耳にします。けれども文化とはそもそも何なのでしょう。考えてみると、曖昧なまま使っている語ではないでしょうか。

文化人類学という学問分野においても、一つに定まった文化の定義はありません。むしろ様々な人類学者によって「こういうふうに考えてみてはどうだろう」という提案の形で示されているものと言えます。この本の著者は、日々の暮らしを支え、継続させているものに着眼しています。逆に言えば、生活のあり方が変われば文化も変化していくということになります。

文化人類学を学んでいくなかでは、目からウロコな発見がしばしばあります。たとえばこの本では、「『姥捨て』の風習は実在しなかった」という見方が、その理由とともにわかりやすく説明されています。どうぞ興味をひかれる章から読み始めてみてください。「家族」や「男と女」、「誕生と死」など、どれも身近で重要なトピックが、具体的な事例を紹介しながら論じられています。
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2012年度 スクーリング情報 (5)

2011/12/31 土 17:29 | 投稿者言語文化スタッフ
【 課題図書紹介 ― ことばの意味とレトリック ― 】

言語文化学科は、日本語について学べる授業が充実しています。ここで、皆さんの中には、日本人なのに、日本語を学ぶの?と不思議に思う人がいるかもしれません。皆さんが、日本人として日本語を学ぶ意義は、大きく3つあります。

noda1.jpg1つ目に、日本語を見つめることは、自分を見つめることである、ということです。人間が成長するためには、自分を客観視することが大切です。日本人が、母語である日本語を客観的に見つめることは、自分を見つめる第一歩になります。

2つ目に、日本語は、日本(人)と外国(人)を繋ぐものである、ということです。言語文化学科では、外国人に日本語を教える日本語教師を目指す人のための授業が充実しています。「日本語教師とはどんな仕事なのか?」「どんな外国人学習者に日本語を教えるのか?」「日本語教師はどんな日本語を教えるのか?」「どのように日本語を教えるのか?」「どんな日本語教師であるべきなのか?」など、様々な側面から、日本(人)と外国(人)を繋ぐ日本語について広く学ぶことができます。

さて、1つ目と2つ目の点に興味を持った(または、既に持っている)あなたには、『日本語という外国語』という本をおススメします。この本には、ここまでに書いてきたようなことを学ぶ上での第一歩としての、興味深い内容が詰まっています。日本語の音は外国人にどう聞こえているのでしょうか?「集まる」と「集う」はどう違うのでしょうか?「これがペンです」と「これはペンです」はどう違うのでしょうか?日本語教師が日本語を教えるときに、外国語は使っているのでしょうか?その他、様々なトピックが掲載されているこの本を通じて、無意識に日本語を身に付けてきた皆さんが気づかなかったような日本語の不思議さ、難しさ、そして何より、その面白さを存分に感じることができると思います。
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菅原先生:コロラドからの便り(5)

2011/12/26 月 16:56 | 投稿者情報科学スタッフ
〜〜大学の施設〜〜


 アメリカの大学生はよく勉強します。いたるところで勉強している姿が見られますが、特に多く見られるのが、言うまでもなく図書館です。館内だけでなく、外でも朝から勉強をする学生の姿が多く見られます。
 図書館内では蔵書が自由に閲覧できることに加え、アシスタント学生が控えており、各種相談ができるようになっています。また、図書館の一角にはカフェがあり、ドリンクや軽食もとれるようになっています。
 図書館1Fの柱と柱の間が休憩コーナー(?)になっています。当初はそういうつもりで設計されたわけではないと思いますが、人がちょうど横になれるほどのスペースがあり、そこにはクッションが用意されています。ここでは写真のように、睡眠をとったり、くつろぎながら読書する学生の姿が見られます。


 次に紹介するのは記念会館です。ここにはカフェテリア、ファーストフードコーナーをはじめ、書店、大学グッズショップ(※コロラド大学のマスコットキャラクターはバッファローです)、日用品売り場、ATMなどがあります。書店では教科書も売られていますが、面白いのは、新品だけでなく、古本、さらにはリースまであるという点です。無駄がないのは良いことですが、教科書の著者にとってはあまりうれしくないシステムかもしれません。

 さて、この記念会館で一番驚いたのは、1Fの奥にゲームセンターがあることです。ビデオゲーム、プールバー(ビリヤード)の他、なんとボウリング場まであります。しかも深夜1時までの営業です。もちろん全て有料ですが、キャンパス内にボウリング場まであるとは何ともはや・・・
 ちなみに、東北学院大学にはボウリング場はありませんが、情報科学科では研究室対抗ボウリング大会を開催したことがあります。また、研究室ごとにボウリングに行くこともよくあります。(大学の近くにあったボウリング場が次々に姿を消してしまったため、最近はその頻度が少し落ちているような気もしますが・・・)
情報科学科 | comments (0) | trackbacks (0)
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